金曜日
人間に裏切られた罪のない命が
消される日
その方法は 決して 安楽死なんてものではない
悲しみと絶望のなか
痛みと 苦しみにのたうちまわり
涙を流し
酸素が欲しくて 大きく口を開け
生きたい
ただ生きたいと
もがきながら 消されてく
どうして
何にも悪くない彼らが 殺されないといけないのか
人間の 目障りだから
邪魔だから
人間の役に立たないと 切り捨てられたから
言葉を話せない
小さな彼らは
生きるも死ぬも
人間の 手の内
クリスマスSALEと 書かれ
華やかに飾られたショーウィンドーに並べられ
その命に値段をつけられた 子犬たち
その一方で
薄暗くて 冷たい犬舎で
命のカウントダウンを
ただ 静かに 震えて過ごすしかない
同じ 命
私の住む地域の保健所
首には 鎖が巻かれ ネジで固定されていた
確実に 人間が飼育していた子
何度も生んだ跡がある
おそらく
避妊もせず 外に繋ぎっぱなし
雄犬が寄ってきて 交配し出産を繰り返した
子犬は
どうなったんだろう、、、
体のあちこちが皮膚病で 禿げていて
片方の目からだけ 目やにが出ていた
全く声も出さず
静かに固まり ただガタガタと震えていて
保健所の職員は
何とか人に慣れれば この子にも助かる道が開けるかも！
と 考えて 毎日 声をかけ
撫でたり
リードで引き 散歩が出来るか 試してみたり
短い収容期間に出来るだけの事をして
その情報を教えてくれてる
一番 里子に出やすいのは 子犬
その次に小型犬
そして 純血種
中型以上の雑種犬は
里親希望者が極端に少ない
だけど
人に牙を剥かず
吠えもせず
人間にされるがままに じっと 耐えてるこの子を
助けたい
諦めたくない
そして
本日 金曜日
仕事を早退させてもらい
迎えに走った！！！！！
寺の森田さんの 預かり協力を得て
保健所から 外に 出てこれた！！！！
車の後部座席に クレートを乗せ出発
進みだした車の中で
初めて少し 自分で動いて
クレートの隙間から入れた私の手を臭いに
近づいてくれた
森田さん宅について
扉を開けるも出てこない
敷き物を入れてやっても
奥に身を縮めて 敷物の上には乗らない
きっと そのうち毛布の心地よさを知るだろう😊
名前も考えなきゃね
この子は
救えた
でも
救えなかった命は
たくさん居た
確実に飼い主が居た子達
自分が育ててた犬が いなくなっても
探さない飼い主
ゴミの様に平気で捨てる飼い主
犬猫をモノ扱いして
命として尊厳しない日本
そんなんじゃ ダメだと 大半の人が分かっていながら
変わらない
変えようとしない
「仕方ない」なんて 言葉で済ませないで！！
私たちと同じように
生きてるんだ！！！！
一人一人の意識を変えよう
人にも動物にも
優しい社会にしよう
命の大切さに気づいてください