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Channel: わんにゃんレスキュー はぴねすのブログ
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【無理】で終わらせない

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動物の保護活動は 仕事ではない


ボランティア



誰に強制されるわけでもなく


給料がもらえるわけでもない



自分が やりたいから やる


苦難が多くても


そこに 小さくても希望の光を見いだせることが


喜びになり



自分で 決めた目標に向かって



自分のやり方で


自分のペースで進んでいく




もどかしいことも 多い




うまくいかないことも 多い




辛いこと悔しいこと


どうしようもなく腹が立ってしかたないこと





涙が溢れることも多い



そんなに辛いなら

辞めてしまえば?と よく言われる



でも 現状を知っていながら


【何もしないこと】の方が


私にとっては 苦しみでしかない






人によって


出来ること



出来ないこと



それぞれ違う





目指すところは同じ




小さな命を なんとか 守りたくて 







ただ、これは ボランティア であって


自分の生活を崩壊させてしまっては


守りたいものも守れなくなる




私たちには シェルター(保護施設)はない



それぞれの 家庭で


自分達と同じ空間で保護っ子たちも


生活をする





大切なのは


・近所に迷惑をかけないこと


・自分の生活を壊さないこと


・保護のクオリティーを 最低限守ること



保健所から、繁殖屋から、虐待の現場から



保護して めでたし めでたし ではない




そこからが 大変になる


保護したからには その命に責任を持たなければならない



里子に出なければ


ずっと 世話を続けていく覚悟





責任が持てないのに

安易に 保護してはいけない




だけど



私が一番嫌いなのは


【無理】の一言で終わらせること



どうすれば

目の前の命を守れるのか


自分に 出来ることは

何なのか



それを 考える




そして

その先に 命を繋いでくために



自分には出来ない その先を


手助けしてくれる 信頼できる 仲間へ







うちから近い場所で


一人暮らしの老人の飼い犬が 増え続け

近所から苦情が入るようになった





その老人は とても 犬を愛してた


ただ


【間違い】は あった



オスと メスを飼っていながら


避妊手術をしていなかった



そのために、犬は増えていき


とうとう 手に負えなくなった



でも 飼い主は 【手に負えてない】とは

自覚してはおらず


自分は100歳まで生きて

犬を看取るんだ、と言っていた




少ない年金から安くても たくさんの 餌を買い

犬たちに与えていた



まだ、体が動いてた時は


毛玉になってるのを ハサミで切ってやったりもしていた、と、、、




しかし、今、自身の足腰も悪くなり


もう、エサをやることしかできなくなってて



犬たちは 庭から脱走し

あちこちでトイレをするようになり


近所から 苦情が入るようになった




地元の保健所の職員と一緒に 


その老人の家を訪ねた







家の中にはメス犬が3匹



交配をさせないために、と


外に出されてる子達が6匹





警戒して 寄ってこない子がほとんどだが


本当は 甘えたくて すぐ側まできて


尻尾を振る子もいた




元々は シーズーと マルチーズ だった、と






それが 交配を重ね


おそらく、近所の 放し飼いの犬とも

かかったのだろう テリア系のMIX犬のような子もいた





飼い主の老人は



この子達が 処分されるなら 保健所には


渡さない、と 最初は言っていたが



新たな飼い主を探しましょう!と 説得



この子達が 幸せになれるなら 

御願いします、、、と


手放すことを承諾してくれた





ずっと一人暮らしで 

犬たちのためだけに元気でいなければ!と

 気を張って生きてる この老人から


犬を一気に全部 奪うと



その後の精神状態が心配なこと


犬たちが そこに居て

十分なエサももらえて

命の危険性が迫ってはいないこと、などから



そこに 置いたまま 私が通うから


一匹ずつ ご縁を繋いでいこうね、と


老人と約束した





まずは

庭から脱走し、近所の苦情の原因になってる


オス犬たちから 何とかしなくては、、、




そう思い



横で繋がってる ボランティアチームへ相談




久留米を拠点に 主にシーズーを保護してる

蒼ちゃんが 1匹


1番酷い状態の子を引き受けてくれることに😭✨


すぐに オーナーと一緒に現場に向かい


庭を逃げ回る その子を 飼い主と一緒に 

捕獲




体中が うんちの毛玉の塊で被われていて






どこが 足なのか


どれが 耳なのか



分からない状態





頬にも うんちが ぶら下がって


すごい 悪臭を 放っていた



オーナー宅へ連れ帰り


とにかく 丸刈りにしよう!と


バリカンを入れるも、、、



ガチガチの毛玉で バリカンの刃が悪くなり

何回も刃を換えながら 汚い毛をおとしていく





トリミングが初めてなのか


すごく 怖がって逃げようとした







オーナーは いつもの手際よさで


どんどん 毛の鎧を 剥いでいく






自分の体と同じくらいの分厚くて汚い毛を  



はぎとっていくと




表れた皮膚は きれいで 白く


まだ、若い感じの肌に びっくり







顔回りも カットしてもらい


毛が無くなったところで



今度は 私が シャンプー



ノミとダニが ウヨウヨいて


これまた バスタブから飛んで逃げようと暴れるのを


なだめて シャンプー💦



トリミングが終わり、すっきり してから


ハーネスと首輪を装着して ランに出してみた





身軽になったから 気持ちいいようで


あちこち探索



ただ

リードをつけられたのが初めてだったようで


引っ張られると パニックになり


野犬のように 暴れて リードを噛みちぎろうとした



本来は 室内犬として飼育されるはずの子


首輪やハーネスも 慣れてなくて 



何もかもが これから、の子



10kgくらいの 大きな男の子

 


蒼ちゃんにバトンタッチしに 夜走った



ビビリで逃げ回る子



蒼ちゃんは 、



「ゆっくり 慣れようね~」って


言ってくれて






最初は家の中でも逃げ回って 

捕まえられなかったのが


こうして おやつを 取りに行けたり



ベッドで寝れるように なってる😭✨✨







こうして

少しずつ慣れていって


幸せなご縁につながればいいな😭





まずは1匹




残りは 8匹




その子たちの保護に 



チーム A 

ハッピースマイル

が 、協力してくれることに なった🙏✨✨


ありがたい!!!!





今週末に ありぃちゃんと一緒に捕獲し


オーナーにも手伝ってもらって


トリミングして



それぞれ協力チームへ バトタッチするために



走ります!!!!





それぞれが



 【出来ること】を して


命を繋げていく








本当に ありがとう






飼い主の老人は 病院にも行かず


介護保険も 利用してないそうで



老人のサポートには 保健所の職員が入ってくれるから



私たちは  


老人が 守りたかった犬たちの命を


何とか 繋いでく





デッカイことは 出来ない



でも

小さな事でも やっていって



それがたくさん 集まれば


尊い命を助ける為の支えとなれる






【諦める】のではなくて



【出来ることを考えて やってく!】



そのスタンスで


命に真剣に向き合ってく






【何にも しない 】 という選択肢は


                選ばない

















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