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Channel: わんにゃんレスキュー はぴねすのブログ
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緊急オペ

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全盲のトイプー



ヘレン






とにかく、人が好きで好きで たまらない子



目が見えないから


一生懸命上を向いて


声のする方へ


気配の感じる方へと





両手を広げて後ろ足2本で立って歩き回り


私を見つけると


とっても嬉しそうに抱きついてくるヘレン







保護してすぐに受けた血液検査、エコー検査などでは

大きな異常はなく


皮膚のケアをしたあと


避妊する予定で手術の予約を入れていた




ヘレンはすごい食欲で


夜中でも起きてドライフードをカリカリと食べていた



だから

太ったのかな、と思ってたが



何だか乳が張ってきた感じもあって、、、





手術の前に


再度 検査に





予感は的中した





「妊娠してますね、、、」と



最初の検査では、妊娠初期でうつらなかったのだろう



3頭   いた



しかし


小さく見える仔(ピンク)はすでに亡くなっており


大きく育ってる二匹のうち、一匹は


すでに心臓が動いてなかった




残り一匹だけが


心音を確認できた





しかし


死んでしまった子とお腹に一緒にいて


子犬や母体に影響はないのか?








先生もそれを心配していた


全頭ダメだったなら、即手術で子宮を摘出する 



が、一頭がんばって生きてるのに



死んでしまった子だけを取り出すと


確実に今 生きてる子も死ぬ




保護したときから数えて


あと2週間くらいで生まれる


それまでに、頻繁にエコーで様子を見ていこう、ということになった


今はまだ、母体に悪影響は出ていない




それから数日たち



陰部から何か液体のようなものが出だした



パンパンに張っていたお腹が


少しだけ小さくなってきた気がした



前回の診察から一週間


検査に連れていった




患者が多く、車で待機


待ち時間の間に


ヘレンの様子がおかしくなった






陰部を気にしてグルグル回りだして


明らかにお腹を痛がり鳴き続けた



診察に呼ばれ、様子を話すと



「それは、厳しいですね、、」と、先生は言い


ヘレンをエコー室へと連れていった



一匹だけ頑張って生きてたベビーは


心臓の動きが弱ってきてた



このままだと、母子ともに危険な状態になる!




「ヘレンを助けてください」と先生にお願いし




ヘレンは  そのままオペ室へ





帝王切開し、赤ちゃんを取り出し


子宮を摘出した




弱い心音を確認できてたが


二時間の蘇生処置も叶わず


11/11


ベビーたちは

外の世界を見ることなく  永眠



二匹一緒に

はぴねす保護っこたちの眠る霊園へ火葬をお願いした




ヘレンは一泊入院させて翌日 迎えに行った




赤ちゃんを探すこともせず



みんなに甘えるヘレン







繁殖屋で見た景色しか知らないヘレン



うちに来てから


甘えること、ベッドで眠ること

土の上を歩くこと

おいしいもの


いろんな【初めて】を知っていった





一人になると寂し鳴きしちゃう
ヘレン




ずっとトコトコついてまわる
ヘレン






全盲でも、あちこちぶつかりながらも歩き回り

水も飲みに行ける



離れたとこから呼べば

声を聞きながら必死で探して側に来てくれる






手が触れると、尻尾をちぎれるほど振って喜び

しがみついてくる


ヘレン


この子だけを愛して


たくさん抱き締めてくれる家族を募集します





推定  8歳  トイプードル

ヘレン


クリ家でご縁を待ってます


























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