まーちゃん
目は白内障でほとんど見えず
足は関節が弱いのか
普通に立ってても ひっくり返り転ぶ
ガリガリだった体は
少しは肉がついたけど、まだ痩せてる
心臓も、かなり悪い
歯もボロボロ、、、
目は、毎日大量の目やにで
瞼がくっついたままの時もある
先に太らせてから
心臓のエコー、血液検査、
そして、体調がよくなれば
乳腺腫瘍摘出と、歯の処置と
避妊手術をする予定だった
。。。が
最近のまーちゃんを見てると
とても、麻酔や大きな手術に耐えられる
体力はない、と思える、、、
時々、心臓の発作のような咳き込みもあり
１日の大半を寝て過ごしている
大好きなチーズや
ササミのボイルしたのは
嬉しそうにガツガツ食べる
で、満足したらシーツにトイレに行き
また、ベッドに丸まって寝てる
吠える事もなく
ただ静かに ノンビリ過ごしてる
まーちゃん
私の声を確認すると
必ずベッドから起きてきて
側に来てくれる
目がほとんど 見えてないから
急に触るとビクッとしちゃうから
声をかけながら
ゆっくりナデナデする
小さな まーちゃん
お散歩が大好きな まーちゃん
本当は、行かない方が良いのかも
しれないけど。。。
他の子を散歩に連れて行くときに
「さて、、、ワタシも行こうかね」って
感じで ソロソロと出てくる
だから、みんなの散歩が終わったあと
まーちゃんだけ また 行くの
ほんの２～３分だけ
少しだけの お散歩が限度だけど
まーちゃんは、楽しそうに
自分の足で歩く
もしかしたら、ほんの少しのお散歩も
この子にとっては、
心臓を悪化させてしまう要因に
なるのかもしれない
でも。。。
気持ちいい風を感じながら
私と娘の声を聞きながら
しっかりと歩く まーちゃんは
確かに幸せそうに
目を細めるの
まーちゃんの手術は 辞めようと思う
無理に手術をしても
この子の体力が持たずに
この子を苦しめるだけになるかもしれない
この子の余生は
おそらく、そんなに長くない
でも、例え短くても
この子が少しでも喜びや楽しみを感じて
美味しいものを食べて
安心して眠りにつける日々を過ごせるなら
それで良いと思う
犬は 今を生きる動物だから
ほんの少し【生きられる時間】を
長くするために
今を我慢しなくちゃならないのは
大きなストレスになる
ましてや、シニアで
ボロボロにされ捨てられた この子達には
残された時間を
我慢や治療に費やさず
少しでも 楽しい時間にしてあげたいと
思う。。。
そして
そんな まーちゃんに。。。
「まーちゃんの 全てを受け入れ
最期まで側にいたい」
と、申し出てくれた方が
黒プードルの里親の 川崎さんの娘さん
今の まーちゃんの状態を
全て知ったうえで
「私が まーちゃんを看取る」と。。。
そして、全身麻酔の手術に耐えられない
まーちゃんのために
乳腺腫瘍が治るサプリを
注文してくれた
まーちゃんの体に負担にならないように
まーちゃんの病気を治せるなら、と
センターで震えていた
小さな小さな この子が
どんな過去を背負い
ボロボロになるまで放置され
捨てられたのか
私たちには分からない
抱き締めると 壊れてしまいそうなくらい
小さな この子を
そっと 胸に抱いて
「大丈夫よ
うちに帰ろう」ってこの子の 【これから】も全て
受け止めた
今週末
その想いも まるごと全部
引き受けたい と
言ってくれてる家族の元へ
まーちゃん
旅立ちます
まーちゃん
生きててくれて
ありがとう
幸せに なろうね
