先日、センターより保護した
Mダックスの女の子
病院で検査した結果
推定年齢は10歳以上
ダップル ✖ ダップル
目の萎縮は、元からなのか
原因が分からないが
無知な繁殖者による 掛け合わせが
原因だろう、、、と
子宮蓄膿症あり
歯も、歯ぐきも悪く
そこから菌が入り
頬まで化膿して傷になってる
そして。。。
エコーで、脾臓に影があり
「おそらく “ガン ”だろう
脾臓に出来るものは、ほぼ悪性のものが
多い
他の臓器に転移は見られないから
早急に 手術で摘出した方が良いだろう」
と。。。
耳も完全に聞こえておらず
耳ダニはいなかったが
耳の中の汚れがスゴい
爪も魔女のように伸びている
そして
何度も出産の跡が、、、
珍しい色を出す為に
人間が作り出した 命
【失敗】していながらも
この子自身も 更に産まされていた
この子の子供は、一体どうなったのか
考えるだけで
怖くなる、、、
無理な繁殖
この子は そのせいで
見る世界を失い
音の世界をも 奪われた
そして、体の中までも ボロボロになり
早急な手術が必要ということで
クリ家に移動
まずは。。。
ご対面
気が強い ひかりが
どんな対応するかな、と不安だったけど
なんと！！！
ひかり も フランも シッポぶんぶん振って
この子に くっついて
「遊ぼう～
」って 誘っていた
目の見えない この子は
びっくりして 逃げてたけど。。。
くっついて 離れない ひかり
フランが寝床に使ってるサークルを
この子に使おうかな、、、と
考えてたけど。。。
扉を閉めると 柵をカシャカシャと
前足で ひっかいて
寂しそうに キュンキュン鳴く
開け放したままだと
危険かな
と、思いながら様子を見てたけど
たまに、あちこちにぶつかりながらも
上手に避けて 臭いをかぎながら
環境を確認して回り
水も 餌も 自分でちゃんと 食べに行く
なんと、トイレは必ず
開け放したままの サークル内に入り
終わったら、出てきて
ベッドに寝てる
なんて、お利口さん
耳が聞こえないから
ひかりと フランがどんなに暴れて
うるさくても 全く知らん顔
たまに、ぶつかられて、ビックリしてる
この子の名前は
「あやめ」
工藤さんがつけてくれた
明日、急遽 手術することに決まった
光りも 音もない 世界で
この子は
何を思うのか、、、
私が帰宅し 部屋の掃除を始めると
気配に気づき
ベッドから起きてくる あやめ
そして、
顔をあげて 見えない目で
必死に私を探す
「あやめ、ただいま
ここだよ
」届かないと分かってても
声をかけて そっと手を伸ばす
あやめは 私の 手を匂い
確認すると
嬉しそうに
笑顔になり、シッポを振る
その姿が、私の胸を締め付ける、、、
見えなくても
聞こえなくても
ボロボロにされて 捨てられても
それでも
この子は 笑顔を向けてくれる
この子が
愛しくて たまらない………
明日の手術が どうか 成功し
この子の身体に巣食う ガン細胞を
取り除けますよう、、、
あやめ
これからは、もっともっと
笑顔で生きていこうね
絶対に
絶対に
幸せにする！！！