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Channel: わんにゃんレスキュー はぴねすのブログ
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3歳。。。

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ボーダーコリー   ♂

ボーちゃん


金儲けしか考えない繁殖業者で 

商品として作り出されたが

遺伝子感染による 難病を持って産まれた子


「立てないから 売れない

          持って帰ってくれ」と言われ見ると


薄暗い倉庫の中

何段にも積み重ねられた 汚いケージの

一番下で 上からの糞尿を浴び

うずくまる この子がいた


糞尿にまみれて
悪臭を放つこの子を ケージから出す


骨と皮でガリガリで

立つことも出来なかった



保護してから数日後


顔面が 腫れ上がり  寝たきりで頭も上がらず

血を吐き

血便、、、




すぐに 病院に運ぶ


様々な検査をするが原因不明、、、


ステロイド注射と薬をもらい

帰された


その後も  2週間置きに 同じような症状になり

何度も生死をさまよった



その都度病院に走るが、どこに行っても

原因が分からぬまま

強いステロイドで症状を抑えるだけ。。。

だが

一週間もすれば、また 立てるようになり

食べれるようになり


そして、また、2週間後に倒れる、、、



それを繰り返しながら


何度も  何度も病院へ運んだ




そして、紹介されて受診した

遠賀郡 パル動物病院で


ボーダーコリー特有の遺伝子病の疑いがある、と言われ


鹿児島の大学病院での 遺伝子検査を勧められた


全身麻酔をかけ

脊髄液を抜き、それを検査に出す


病名が確定されれば

何らかの治療が出来るかもしれない



そして。。。



結果は  先生の予想通り。。。



捕捉好中球症候群(TNS)




日本で この病気が診断され 尚 


生存が確認できているのは、ボーちゃんと


あと一匹 だけだと 言われた



いつまで生きられるのか 分からない



確実に治せる治療法は 今は無い  と言われた



度々  40°を超す高熱に倒れ


意識を失うこともあった



酸素室に入院し  涙を流したボーちゃん




もう   ダメかも、、、


何度も  そう 思ってしまうほど

酷い状態に陥ることが あったけど



でも



何度も   何度も


ボーちゃんは  復活して


また 笑顔を向けてくれた




         (続く)

























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