6/26に 動けなくなってるのを保護して
怪我が治れば 去勢してリリースしようって
思ってた
が、、、
眼球は圧迫されて 両目ともに失明
上顎に穴が空き
下顎もぐちゃぐちゃ
脳へのダメージも見られ
顔面は腫れ上がり
鼻からも口からも目からも 膿が溢れていた
血液検査では エイズ白血病 ダブルキャリア
去勢してリリースなんてできる状況ではなく
医師からは
「安楽死も視野に入れた方がいいくらい
状態が悪いです」
と、言われていた
とりあえず、点滴と 注射で様子を見ていたが
内臓関係は全く悪くないせいか
猫は数日間 口から全く食べれなくても
点滴だけで生きていた
その様子から 先生は
上顎に穴が空いているため
口から食べさせることはできないが
栄養を入れてやらないと このままでは
餓死してしまう。。。
全身麻酔に なんとか耐えられそうだから
食道にチューブを挿し そこから栄養を注入しましょう!
と、6/30に 手術を行った
頑張って生きている この子に
そのときに 出来る 事 が
この手術だった
首から胃に栄養を注入することで
この子が 少しでも体力が復活し
回復していくことを 願っての手術
猫は 食道チューブからの栄養で
元気になっていったとは言い難い状況ではあったが
顔の腫れは引いていき
時々鳴いたり 動いたり出来るようになっていた
しかし、鼻からの膿が止まらず 呼吸が苦しそうであり
これを改善するために
7/19 夜間
二度目の全身麻酔にて
・鼻腔内洗浄
・骨折で割れた下顎の固定術
・上顎の穴を縫合
・左目の角膜の損傷が酷かったので一旦目蓋の縫合
これだけの大手術を乗り越えて
この子は麻酔から目覚めた
あとは 口から食べてさえくれたら
退院して うちで看取るまで過ごしてもらおうって 話してた
何とか口から食べれるように、、、と
病院スタッフは 口元に チュールや缶詰を持っていき
食べさせようとした
しかし、のらちゃんは 全く食べようとせず
ペロペロと舐めることすらしない
上顎と下顎の治療は終わってるから
口から食べても 問題ないのに
食べない
食べる意欲がない
先日、先生から 連絡あり
のらちゃんの今後について話をするため
病院へ向かった
食道チューブからの栄養が
吸収されていないのか
のらちゃんは どんどん痩せてきていて
下痢も酷くなり
スタッフさんが汚れたお尻や手足を
洗ってキレイにしてくれてるんだけど
皮膚も弱くなってるのか 皮膚が破れてしまい
破れた皮膚を縫合しようにも
次々に裂けていってて
縫合できる状態ではない、と、、、
私は どの子に対しても
【延命】は するつもりはない
改善する見込みもなく
ただ死を待つ間の
痛みや苦しみを長引かせるだけの時間ならば
注射で終わらせてしまった方が
私は その子の為だと思う
もしも
この子に
生きる意欲があるならば
最後まで その時々で出来ることをしながら
寄り添う覚悟はできていた
撫でると 微かに反応し
ミャーと 小さな鳴き声を発した
何か 言いたくて鳴いたのか
ただ、神経的に反応して声が出ただけなのか
それは 分からない
でも、確実に お尻から足にかけての裂けた皮膚は痛みを感じているだろうし
目も見えず
脳にも損傷を受け
鼻も機能していなくて
目の前に差し出された食べ物が分からなくて
食べようとはしなくても
空腹だということは感じているだろう
このまま 食道チューブからの栄養を続けていくべきか
終わらせるべきか
何を選べばいいのか
答えは出ない
人も動物も
命あるもの 必ずいつかは死を迎える
その最後を どう迎えるか
私は
この子の生きてる時間に
関わってしまったから
この子の最後にも責任を持たなければならない
悩んで
悩んで
はぴねすメンバーとも
話し合って
決めた
明日
7/30(土)
この子の最期を 側にいて見送ります
迷いが吹っ切れたわけではない
「もしかしたら、、」って思いが
消えてしまったわけではない
だけど
決めないといけない
大きな怪我を負いながらも
1ヶ月と4日間
頑張って生きてた この子に
もう 頑張らなくていいよ、と 送り出します
助けてあげられなかった
悔しい気持ちは
決して 消えない